「あの女よ!あいつがグレイソンをたぶらかして、邪魔な婚約者のカティアに毒を盛ったんだわ」
冤罪から悪役の汚名を着せられて
家を守るため、ただひとり
国を追われた令嬢エスター。
見知らぬ土地で嵐の夜に出会ったのは
美しく獰猛な獣だった。
**
冷酷な獣と噂される孤高の陛下
ラヴィス=ベルナルド
×
悪役令嬢として追放された純真な娘
エスター=ランジェット
**
「お前のような子兎を始末するのは容易い」
「私は薬師なんです。下心なんてありません」
ある理由から婚約者を演じるよう命じられ
エスターは仮初めの寵愛を受けることに。
周囲から畏怖されていた悪役陛下は
純真な心に触れるうちに、
徐々に甘い恋情が芽生えはじめ……?
「貴様らはエスターのなにを知っている?少し甘噛みしたくらいで赤くなるような初心な女が、男をたぶらかせるはずないだろう」
ヒトを捨てたはずの彼の言葉は
味方のいなかった彼女を優しく包んでいく。
「手を伸ばしたら、傷つけてしまうのではないかと怖くなる。それでも、狂おしいほどに、お前に触れたくてたまらない」
悪役のレッテルを貼られたふたりの
もどかしくも純粋な恋愛劇、開幕……!
「一国の王であるお方が、なぜこのような森の奥深くにある古城に住んでおられるのですか?」
冷酷陛下の抱える秘密をまだ知らない。
表紙公開*2020.12.28
START*2021.2.17
END*2021.3.11
\ジャンル別ランキング1位/
野いちご 2021.3.15
ベリーズカフェ 2021.3.18
第2回ベリーズカフェファンタジー小説大賞
【異世界恋愛ファンタジー部門賞】受賞
【最終話後のエピローグSS
ファン様への感謝を込めて限定公開中!】
*ベリーズ文庫より書籍化いたしました!
サイト版は、改稿前の内容です。
ケータイ小説 野いちご

作品番号
1624126
最終更新日
2022/1/22
悪女のレッテルを貼られた追放令嬢ですが、最恐陛下の溺愛に捕まりました
篠宮 渚/著
ジャンル/ファンタジー・SF・冒険
217ページ 完
PV数/5,389,885・総文字数/100,866