夏の終わりにきみとさよなら。

恋愛(その他)

夏の終わりにきみとさよなら。
作品番号
1613345
最終更新
2022/09/30
総文字数
10,840
ページ数
30ページ
ステータス
完結
PV数
25,513
いいね数
3





「もう別れよう」




いっしょにわらって、泣いて

歩み寄って、抱きしめ合って


きみといっしょの時間を過ごしたかった





でもね、きみのために私のために
──"さようなら"





「わたしのことすきだった?」
「……すきになれなかった」






公開、完結 ▷ 2020.8.22




目次

この作品のレビュー

★★★★★
2020/08/23 11:44
投稿者: Nia. さん
ネタバレ
夏に終わり、夏は終わる

繊細な言葉が零れ落ちる度に何かを訴えかけられているようで、ページを捲る度に胸が絞られた。紫苑の言っていた『苦かったけど、つらくはなかった』。感情移入をここまでさせられるとは思いもしませんでした。彼女の葛藤が痛い程わかって……辛くはないけれど、とても苦い。そんな味が今、胸いっぱいに広がる。けれど私は知っています。その中に新しい幸せの隠し味があることを

『終わりと始まりの握手』
綺麗な響きだな、と心に温かい光が灯る。一枚一枚ゆっくりページを捲っていくその指は震えた。けれど冷たい心は最後、紫苑の姿勢とこれから向かう世界への光に溶かされ、じんわりと熱くなった

理想と現実は違う。けれど、自分で変えようとすれば何度だって変えられる。そんなメッセージも詰め込まれているような気がしました

夏に終わって、夏に始まる
あの夏を多少は引きずるかもしれない
けれど、あの夏はもう、終わるから
だから、さよなら

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この作品の感想ノート

私も今そんな関係で読んでいてとても共感出来たし、とても苦しく感じました。私は女の子と同じようにずっと男の子のことが好きで手放すという判断が苦渋でした。でも、これを読んで手放すという選択は自分のためでもあるけど1番は相手のためになるのだとわかったので私も勇気を出したいと思います。勇気をくれて本当にありがとうございます。

Maiさん
2021/08/13 02:32

◇ Nia.さま (レビュー御礼)

お気持ちのこもったレビューありがとうございます( ; ; )♡
誰かを想うってどんなかたちであってもすっごく苦しい、でもぜんぜんつらくはない、つらいと苦しいはまったく別ものだと私は思います。紫苑の弱さと強さ、脆さと堅さを表現するのは難しかったのですが、紫苑の葛藤が伝わったようでほっとしています。
『終わりと始まりの握手』
ふたりの恋は終わってしまって、もう同じ距離で同じ関係で笑い合えることはないし、いまはものすごく苦しいけれど、いつか違うかたちで笑い合うふたりを想像しながら書いたので、「これから向かう世界への光に溶かされる」とのお言葉がとてもうれしいです。苦しいだけじゃない、最後は光の灯る一種のハッピーエンドとして捉えていたので、私が心救われました。繊細な文章で紡がれたレビュー本当にありがとうございました𓂃!

2020/09/04 14:45

この作品のひとこと感想

すべての感想数:26

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