「妃依ちゃんと俺が、
どこかで繋がってるのかもしれないね」
“追い剥ぎに襲われていた帰る家のない娘”
を屯所で預かる
初めはそれだけだったのに。
――決意が静かに揺らぐ
慶応三年、京――
「妃依ちゃんを、頼みます」
だから俺は
“ある人”にそう言った。
俺がいなくなっても
君が平穏な日々を過ごせるように。
それなのに、君は――
【かさの向こうに縁あり】
*サイドストーリー…とその後*
*先にかさ縁をお読みください*
企画:2017.2.7
表紙公開:2017.8.1
開始:2017.10.11