̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 夜四ツ 西七条綱敷天神 夜鳴うとんニ而待ツ 落胤 ________________ 「落胤?……夜鳴きうどんだァ?」 今朝がた、不思議な文が届いた。 監察方の山崎が持ってきたものだから、筋は確かだろう。 それに、筆跡にも見覚えがある。 思い当たる人物は一人。 分かりはしたが、一体、何用だと言うんだろうか。 《 夜更けの花 》