桜の花びら、舞い降りた
恋愛(ピュア)
完
5
- 作品番号
- 1351435
- 最終更新
- 2016/12/07
- 総文字数
- 86,393
- ページ数
- 207ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 358,000
- いいね数
- 5
深い雪に閉ざされた街で、キミと出会った
このままふたり、雪に埋もれて消えてしまいたい
そう願った
*
*
*
*
2016年7月17日〜8月5日
この作品のレビュー
『桜』『雪』『風』などの、 自然の風景、感触、温度…。 それが登場人物の感情にうまく絡んでいて、引き込まれました。 とてもとても切ないストーリーだけど、脇役なのに主役に全然負けてない『俊さん』の存在がほっこりと癒やされます。 是非読んでみて下さい!
この作品の感想ノート
こんにちは。はじめまして。
以前タイトルに惹かれ本棚に入れておいたままになっていたのを読み終えました。
自然の風景や感触を感じられる文章が好きで、私自身もそういうものに拘って書きたがるのですが、特に『桜』と『雪』を背景に繰り広げられるこの作品はまさにどストライクでした。
そして好きなタイムスリップ系のお話だとわかり、引き込まれ読み止めることができませんでした。
冒頭、二人が逃げる場面「俺たちを煽るようにして桜の花びらを乗せたまま強い風が吹きつけた」
本人達には風景を気にする余裕のない緊迫感や焦燥感が文章から伝わって来るのに、反面とても美しいシーンとして目に浮かびました。
そして物語の大半を占める雪…
雪が降りしきる中は、世界中の音を全て消してしまう感じ、私も好きです。
亜子ちゃんが「圭吾さんと私をこの雪で閉ざされた世界に閉じ込めてください」と願う場面が切なくてたまりませんでした。
あとは傘の上、ブランコの鎖…
降る雪、積もる雪にも様々な姿があり、そこに関わる登場人物の感情が投影されているように感じられました。
紅さんの表現力の細やかさ、巧さにただただ感服しております。
最後、圭吾さんに瓜二つの亮介さんに託された、圭吾さんの日記と亜子ちゃんへの想い…
あれから何十年もずっと想い続けてくれていたとは…
亜子ちゃんと同じように、私も涙が流れていました。
季節が変わり雪が溶けて桜の季節になったことで、未来が明るく開けたように感じました。
『魂が呼び合う』そんなふうに出会った亜子ちゃんと亮介さんの今後に期待しちゃったりもします。
そして忘れちゃならない俊さんの存在、本当に素敵過ぎます。
深刻で悲しくなってしまう場面でも、俊さんの登場で肩の力が抜けるというか、癒やされるというか…
上に書いた圭吾さんが帰る前日、雪まみれで帰った二人に「雪合戦でもしたのか?」なんて。だけど、ここぞという時は頼りになって…。
実は私、只今インフルにて出勤停止中。
熱が下がり楽になり、かと言って一部屋に隔離中の身の上。だけどそのお陰で紅カオルさんの世界をしっかり堪能する事ができ(結局二度読みしました。笑)感謝したいぐらいです。
うまく纏められず長々と申し訳ありません。
素敵なストーリーをありがとうございました。
☆ゆるゆるゆる様
不慣れなドレスが読めないとのことですが……
一体どうしてなんでしょう。
普通に公開しておりますので……。
ファン登録をしてくださっているのでしたら、私が送信したファンメールの【不慣れなドレスに偽りのベール】をタッチしていただけたら飛べると思います。
よろしくお願いします。
いつも素敵な作品で見ています!
『不慣れなドレスに偽りのベール』が完結したと言うことで見たいのですが、見れません……
どうしてでしようか?
無知ですみません!
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