鶴さんの恩返し
恋愛(その他)
完
1
- 作品番号
- 1333804
- 最終更新
- 2016/08/05
- 総文字数
- 19,914
- ページ数
- 42ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 33,005
- いいね数
- 1
もしも明日
地球が滅びるのなら
どうしても会いたい人がいる
だけどそれは、希望のない願い
私の、ひとりよがり
もしも明日
声が出なくなるのなら
どうしても伝えたいことがある
だけどそれは、叶えられない願い
私の、ひとりよがり
もしも、もしも、もしも。
後悔のない毎日を
あなたは送れていますか?
大切な人に
想いの詰まった言葉を
伝えられていますか?
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
このお話は
東日本大震災をベースに書いています
地震の被害に遭われた方
行方不明のご家族を今も探している方
大切な人がいなくなってしまった方
たくさんの人のお話を聞いて、
少しだけ心が温まる作品を書けたらと
そう思って書くことにしました
残された人たちがこれからどう生きていくか
ほんの少し寄り添いながら
読んでいただけたらと思います*°
柴本
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
。・:+°Special Thanks。・:+°
素敵なレビューをいただきました
すべてが私のチカラになります
ありがとうございます!
木崎湖子 様
葉月紗羅 様
◇◇◇◇◇
H28.7.1 〜 H28.7.4
この作品のレビュー
大切なひととの突然の別れ それは誰しも普段想定しないこと。 でもだからこそ、 忘れてはいけない日々の過ごし方があると思うのです。 柴本さんが優しく力強く描いたこの作品 切なさに優しさに、涙無しには読めません。 読後にはきっと、あなたの大切なひとの姿が浮かぶはずです。 ぜひご一読ください。
この小説を読んで、 大切な人の顔が思い浮かんだ人は、 きっと幸せなひとです。 誰にでも起こり得る、突然の別れ。 五年という月日を経ても、癒えぬ心。 主人公の心情が、とてもリアルに描かれています。 柴本さんのまっすぐで力強い文章に心打たれて、ラストの本当なら悲しいはずの主人公の決断も、思わずアリだなと思えてしまう。 そんな、切ないけれど、ちゃんと希望が感じられる作品です。 電車の中など人目につく場所で読むときはご注意を。涙が堪えられません。
この作品の感想ノート
受け入れることができないような辛い現実に直面して、それが続いている人がいることを改めて考えました。
大切な人が行方不明 この状況の中で前に進むことなんてできなくて ただ時間だけが過ぎて行く 毎日毎日。
どんな風に寄り添えるのかしらと思います。
今まで思ったことのない 震災の語り部の方に会って話が聞いてみたいという気持ちになりました。
柴本さん、
お元気ですか?忙しくされてるのでしょうね。
ただお伝えしたく感想ノートにお邪魔しました。
やっと読めました。泣きました。震災を思い出したりもしました。今もしてますが。柴本さんのメッセージが私なりにつかめた気がしてます
今は遠くながらも、友人が今も行っている被災地へのボランティアに参加させて頂いてます。
鶴さんの深い重いほどに私の思いなんて追いつかないんですが。
何度か読み返せています。読むたびに良い作品です。
どうか無理せずにいてくださいね。
azi 様。
一番感想が書きづらい作品だったんじゃないかと思います、それでも素敵な気持ちを聞かせていただけて、本当に感謝です(><)
自然災害の恐ろしさ、家族や恋人や友達の大切さ、今身近にあるものの愛おしさを、ほんの少しでも感じてもらえれば……と思って書いたので、私も書きながらすごく辛かった思い出があります。
少しファンタジーな部分も取り入れたのでリアリティーには欠けるかもしれませんが、わずかでも希望が感じられるお話にしたかったので、ラストシーンはこれで良かったと思ってます^^
伝えたくても伝えられない、悲しみやもどかしさが震災を体験した人たちにはいまだにあるんだなぁと思うと、胸が締め付けられます。
行方不明の方が、少しでも多く、そして一刻も早く見つかりますようにと、願わずにはいられませんね。
azi 様、いつも本当にありがとうございます。
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