「ねえ、」
きみは、絶対に
わたしの名前を呼んではくれない。
「なあに、コウくん」
だからわたしがそれに応えるとき、
ほんの少しの嫌味と対抗心を込めて、
必ずきみの名前を呼んでいること。
きみは、気づいているのだろうか。
・
*
(たとえ気づいていなかったとしても)
ケータイ小説 野いちご

作品番号
1156387
最終更新日
2015/4/5
きみは、わたしの名前を呼んではくれない。
春瀬るき/著
ジャンル/恋愛(その他)
42ページ 完
PV数/402,650・総文字数/14,129