「花音って実は結構不器用だよな」
…続きを読む
中学3年生の秋、
初めての恋をして、
初めてフられた。
それから時は流れて……
高校3年生の春。
偶然再会した彼の隣には、
見知らぬ女の子がいた。
「蜂谷って、本当に性格悪いのな」
「うるさいっ!」
分かってる。
自分がどんどん
最低な女になってゆくこと。
それでも……
抑えきれない“好き”を
どうしたらいいの……?
こんなあたしを抱きしめるのは、
彼の……親友。
「あたしがそばにいて欲しいのは、
あんたじゃないっ……」
「知ってる。
だから、俺にすれば」
いつも意地悪ばっかり、
面白がってるだけのくせに。
どうして、そんな切ない顔をして言うの……?
「絶対、好きにさせるから」
恋は甘くとろけるような、幸せばかりじゃない。
それでも……気付いてしまったら、
止められない。
ハチミツみたいな恋じゃなくても。
(原題 みついろ恋想い。)
2014.08〜2017.03
2017.09.25
野いちご文庫より文庫化!
(こちらは編集前のデータであり、
書籍では内容が一部異なります)
*special thanks*
榊あおいさま
AINeさま
美運さま
きょん、さま
ゆ*なさま
立花リツカさま
ななのの702さま
Dark redさま
素敵なレビューをありがとうございました(;_;)