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KARASU
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悪夢の鬼
KARASU/著

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私、西ノ宮(にしのみや)高校2年生16歳久坂辺葵(くさかべあおい)には秘密がある 私の家には鬼が一体住んでいる いつもの様に私は、家に帰り鬼はずっと私を待っている ?「・・・来た♪」 ガラガラ(ドアの開く音) 久坂辺葵「…………」 スタスタ(歩く音) ?「いやー、帰っくるのが遅かったね♪ 待ちくたびれたよ」 ニヤリ♪ それは、 純血の血濡れた赤い瞳 肌に突き刺さるような鋭い牙 月のように透き通る銀色の髪 長い鋭い爪 そして、美貌の顔を持つ鬼は、私をドン底に突き落とす 鬼「さぁー、こっちにおいで葵♪」 その鬼とあったのは、1日前のこと 私は、小さい頃から無表情で、欲しいものも何も無かった 私の家は、ボロ屋敷みたいな家で、いつも1人だった お母さんは、私を産んですぐに死に お父さんは、お母さんが死んでから、病み始め、私が5歳の時に自殺で死んだ 私が、今こうして生きてるのは、隣の家に住んでるおばあちゃん達に食べ物や、道具、いろんなものをくれているから今こうして生きている ある、雨の日隣の家に住んでいたおばあちゃん達の死体が見つかった 上半身と下半身が真っ二つ切られていたと言う 久坂辺葵「また人が死んだ」 私は、傘に手を強く握る 雨の音は止まずにずっと降っていた 1人家の中で座っていた 一向にやまない雨の音 その時 ガタッガタッ(窓の音) ビュー(風が入る音) ペタペタ(歩く音) 鬼「みーつ〜けた〜♪」 久坂辺葵「誰……」 何故かあの時その鬼に見られた瞬間身体が動かなかった 初めての感覚だった 鬼「そんなに怖がらなくてもいいんだよ♪」 私は、身動きが取れなかった 鬼「へぇ〜、君僕を見ても無反応だね ♪」 久坂辺葵「あ…貴方は……」 鬼「おっと、そういえばまだ自己紹介がまだだったね 僕の名前は、椿(つばき) でもって、今から君を殺す者さ♪」 これが、私と椿の出会い そして、悪夢の始まりだった

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