R u b yさんのレビュー一覧
これでもかと言うほど主人公が不幸で不幸で、あまりにも不憫で。とにかく最後までつらいお話でした。そして誰も幸せにならないという切なさ。傷だらけのみんな。それら全て濁流の雨で流してしまいたいほどに。
でも、だからこそ、自分がしんどい、つらいと思うときにこちらのお話を思い出せばきっと、ある程度のことなら乗り越えられそうだな…なんて思ってしまいます。
2巻まで読了できた唯一の救いはセリフが関西弁だったことかもしれません。ぶっきらぼうな中にじんわりと温度を感じます。短文でも汲み取れる心地よい愛情、気遣い、優しさがありました。
もしこれから読む方へ伝えるなら、ハッピーエンドを期待せずにどうぞ、と。
一言で表すならシンプルに、とても感動しました、と。
まず天使が提示した条件、幸せを感じると余命が縮むという設定から切なすぎます。
命の終わりが確定しているとしても、その命を繋ぎ止めるためのキスを交わしながら真逆の生き方をしていく二人。その姿は本当に愛おしく、同時に徐々に削られていく寿命に胸が締め付けられます。
ハラハラしながら二人の運命を見守ったその先、天川くんの最後のキスは衝撃的で涙が止まりませんでした。
読了後、もし自分の命の終わる日がわかっていたらそれまでどう過ごすだろう、と考えずにはいられません。
生きることの意味、そして誰かを全力で愛することの尊さを教えてくれる、間違いなく心に残り続ける名作です。
素晴らしい物語を本当にありがとうございました。
流行りを毛嫌いする主人公の「うんざり」した感情はきっと周囲の言葉や動向に敏感なことから起因するものなのでしょうね。
大衆と同じものを消費したり一過性のものに同調することに違和感や拒絶反応をもつことで、自分の輪郭を保とうとする──ある意味アイデンティティの防衛、個性の確立、感受性豊かで非常に人間らしい。
そういう人間こそ自分軸を髄に秘めた強いひとだと思います。しかしそれは、自分のこころの脆い部分への攻撃にもなってしまうから怖い。
ふとした瞬間に、例えば主人公のように自分の存在価値がわからなくなったり孤独を感じたりした瞬間に、簡単に堕ちて落ちてしまう……ラストは衝撃的でしたが何だか納得する私がいます。
元号が変わって丸7年と4か月余り。時代を象徴する名称が変わるというのはひとつの人生の中でそう多く経験するものではないので、当時いろんな感情が湧いたのを思い出しました。
誰もが心に傷や闇を抱えて生きていて、誰もが自分を守りたくて自分を救いたい。誰かのために優しくするとか強くなるとかそんな綺麗事だけでは済まない複雑な現実に立ち向かい、時に投げ出し、それでもまた向き合う、そんな彼ら彼女らの物語に心を打たれます。でも答えは案外単純だったりする。読後、自分の心の傷や大切な人の声を静かに傾聴し、愛情を込めて寄り添いたくなるお話でした😌
そして情景描写や心情、セリフのテンポ感、紡がれる文字ひとつひとつが唯一無二の世界観でこころ囚われる文章。読み始めるとページをめくる手が止まらず没頭してしまいます。特にろね先生の紡ぐ動詞が大好きです。出会えてよかった一冊、素敵な作品をありがとうございます!
若い世代へ知るきっかけを与えてくれる読みやすい恋愛小説でした。
先に映画を観て思うことがあり、原作であるこちらも読みましたが複雑な気持ちになりました。主人公の心情が言語化され理解は深まりましたが、戦時中の登場人物たちの価値観や命の考え方をもう少し尊重する場面や描写があってもいいのでは…と思ってしまいました。過去があってこその現在です。戦争を、特攻を肯定しているわけでは決してありませんが、現在の価値観と戦時中の生死観は違います。当時の時代背景に生きた先人たちがいるのです。確かに現在の価値観では当時のお国のために命を散らすという考えは間違っていると言えるけど、主人公がそこに寄り添う過程もあってほしかったかもしれません。
恋愛小説ですが、戦争というナイーブなテーマを扱うに当たって少し敏感になってしまううちなーんちゅの独り言でした…
こちらの作品に込められた生死観にとても心が揺さぶられました。
登場人物それぞれが抱える深い闇、不完全さ、狂気。それらがマイナスの要素だとしたら、それぞれがぶつかり合ったり協力し合ったり摩擦することで生み出されるものはプラスなんだよという人間ドラマをみた気がします。
スパイと騙される側、追うものと追われるもの、生きたい人と逝きたい人……そんな矛盾した関係の中で、それでも惹かれてゆく定め。まさに『マイナスの矛盾定義』、とても綺麗なタイトルだと思いました。
一人ひとりの心情に胸が苦しくなると同時に、彼らの救われるシーンが訪れたときには安堵と涙が止まりませんでした(T_T)
個人的に、アリスが数学的に気持ちを比喩する場面が一番お気に入りです。
そしてアリスが彼を選んだのも、アリスらしくて素敵だと思いました+*
余談ですが物語の余韻に浸っているとtuki.さんの晩餐歌という曲が頭から流れてきました*
ウェルさんのホラー大好きで、こちらの作品も本当におもしろい!の一言につきます。 1000頁を超える大作ですが、睡魔を忘れて一晩で読み終わってしまうほどページをめくる手が止まりません。 幽霊系のホラーではなく、RPG系ホラーなので、(流血表現の耐性があれば)ホラー苦手でも楽しく読めると思います✨
ウェルさんのホラー大好きで、こちらの作品も本当におもしろい!の一言につきます。
1000頁を超える大作ですが、睡魔を忘れて一晩で読み終わってしまうほどページをめくる手が止まりません。
幽霊系のホラーではなく、RPG系ホラーなので、(流血表現の耐性があれば)ホラー苦手でも楽しく読めると思います✨
テンポがよくておもしろいです!5ページでさらっと読めるので、ちょっとした時間に楽しみたい方にオススメしたいです(。・ω・)ノ゙
素敵な作品をありがとうございました!
始めは主人公の楓子が虐められてばっかで、なんで抵抗しないの!!ってめっちゃイライラしたけど、読み進めていくうちにカンナが登場して、立場がガラッと変わって、おもしろくなってまさかのラスト!
素敵な作品をありがとうございました(´∀`☆)
2人のやり取りには吹いちゃいます!!(ノ∀≦。)ノ
でもそのおもしろい要素の中に、
壁ドンや顎クイなど、たくさんドキドキが詰まっていてとても楽しめました!
短いけれどお話のテンポもよすて読みやすいので、ぜひたくさんの人に読んでほしい作品です!( ◌•v•◌ )