聖凪砂さんのレビュー一覧
合同練習の日の帰り、香澄は偶然にもあこがれ続けていた一臣と近づくこととなる。
憧れていた一臣に近づくことに喜びを感じていた香澄だけど、そのことにより、一臣の秘めた想いも知ってしまうことに。
そして、一臣もまた、香澄のことが気になりだし―――…
近づきそうで、近づかない、そんなもどかしい二人。
ゆっくりと流れていく二人の想いの距離に読んでいると、すごく感動しました。
とても、いい作品です。
前作では、ラブラブという感じで終わった二人。
だけど、今作では、怖いというか押しが強すぎるライバル出現。
前作でももちろん、ライバルは出てきたのですが、さらっとした感じだったのが、今回はがっつりという感じで関わってきて、かなりひやひや、ハラハラさせられました。
だけど、やはり持ち前の二人の気持ちの絆で乗り越えられたのは、すごくうれしかったです。
偶然、出会い好きになった人。
だけど、その人は学校の先生だった。
―――という設定は、結構ありますが、ゆっくりと近づいていく二人の想いがすごく読んでいて心地よかったです。
後半、思いもよらない展開にびっくりしましたが、だけど、それもドロッとした感じではなく、さらっとした感じの表現で、この作品らしさがでていました。
続編もあるようなので、ぜひとも、読みたいと思わせられる作品です。
ラブレター…とは言えない、まさしく手紙。
下駄箱に手紙が入っていたことにより、今までほとんど関わっていなかった二人がゆっくりと近づいていく。
どうして、手紙なのかというのは、ストーリーが進むにつれてわかっていきます。
だけど、初めは自分のことを知ってもらいたくてという思いから書いた流湖の手紙は、知る以上にゆっくりと二人の間に恋を芽生えさせていきます。
もしかしたら、初めから恋愛感情を持っていたのかもしれない流湖。だけど、期待はしていなくて、ただ自分を知ってほしいと思うその純粋な気持ちは、いずれ蒼の中で大きくなり、変わっていきます。
ゆっくりと動いていくストーリーに、読めば読むほど引き込まれていきました。
やっと甘い展開になったと思ったところで、訪れた二人を邪魔する人物。
漸く、心優とカズくんの秘密もわかるけど、それが一つの波乱を生み―――…
恋の経験がほとんどない心優だからこその勝手な思い込みとすれ違い。
たった一言、本当のことを言えばすべてがおさまるのにと読んでいると思ってしまうのですが、それができないのが心優という人間。
だけど、そんな心優を受け入れてくれる煌に、漸くお互いの気持ちが本当の意味でつながってよかったです。
とにかく、出てくるキャラが面白すぎです。 かっこよくてモテモテの男の子たち。だけど、その奥に隠されているのは、各々の性癖。 それが、すごく面白くて。 読めば読むほど、笑えました。 最後まで、どうなるんだろう?と思いながら読んでいましたが、きちんと結論も出ていて、すごく楽しく読める作品でした。
とにかく、出てくるキャラが面白すぎです。
かっこよくてモテモテの男の子たち。だけど、その奥に隠されているのは、各々の性癖。
それが、すごく面白くて。
読めば読むほど、笑えました。
最後まで、どうなるんだろう?と思いながら読んでいましたが、きちんと結論も出ていて、すごく楽しく読める作品でした。
男ばかりの学生寮に放り込まれた陽依。
男ばかりということもあり、いろいろとなれないことが多い中、陽依は持ち前の性格で乗り切っていく。
その中で、住人たちの中にずっと住みついている女の子がいることに気づくのだが……
逆ハーの甘いラブストーリーかと思っていたのですが、実際は想像とは違い、切なかったです。
だけど、すごく面白くて、また前向きな陽依が読んでいて好きになりました。
いろいろなことがあり、漸くお互いの気持ちを伝えあうことができた心優と煌。
だけど、モテすぎる煌に嫉妬の嵐が巻き起こるのかと思い、すごく心配していたのですが、それも煌の一喝で無事収束(?)
結局、犯人はだれなのかという疑問は残ったままですが、とりあえず、やっと気持ちが通じ合った二人に大満足でした。
まだ、続く展開にこの先どうなっていくのか気になります。
前作では、やっと煌のことが好きだと気づいた心優。
だけど、たくさんの怖いライバルたちがいることを知ったところで終わっていました。
今回は、そんなライバルたちとも関わり、またそのことで自分の中の気持ちがどれだけ大きいのか再確認します。
まだまだ、二人の近づく距離は変わらないけど、これから先がどのようになるのか読み終わってどきどきでした。
ぶっ飛んだ理事長のお蔭で、なぜか男子校と共同授業を行うこととなった心優。
女子高だということもあり、ほかの女子学生たちは、その事実に大喜び。だけど心優だけは、その事実に落胆。その理由というのは、彼女は極度の男嫌いだということ。
なのに、なぜかその容姿は男子を惹きつけてしまうという悲しい現実。
案の定、学校で男子たちに狙われる心優を助けたのは、金髪のヤンキー(?)煌だった。
近づきたくないと思わせる煌の存在。だけど、無情にも心優は煌と出会ってしまうことに。
ゆっくりと始まる心優の初恋ラブストーリー。
今回は1なので、まだまだ序章。
これからの展開に大期待です!
ついにシリーズ完結作品。
長かった直と先生のストーリーも終わりを迎えます。
今までいろいろなことで悩んでは乗り越えてきた二人。
だけど、今回は今までストーリーの中心にいながらも、一度も出てこなかった、最大の問題の人が登場。
その人とのことにも、解決を見せ、そこで、このストーリーも終わりなのだと思わせられました。
とても、素敵な作品でした。
相変わらずのラブラブっぷりの直と先生。
だけど、今回は、少し変わった隣人が現れたり、はたまた、学校ではいじめ問題があったりと、日常の二人の中での問題がたくさん持ち上がって、すごく読み応えのあるお話でした。
いじめ問題って、どこにでもあることだけど、それを教師が解決することに悩むというお話はとても少ないです。あえて、避けている節も……
だけど、このお話はそんなところも丁寧に描かれていて、とてもリアルでした。
何巻続いても、飽きることのない素敵な作品です。
結婚しながらも、すれ違っていくそれぞれの想いが今回は描かれていました。 また、専門学校時代の友人のそれぞれの恋愛も……。 長く続くシリーズですが、一つ一つの問題を解決していき、より、夫婦らしくなっていく直と先生のストーリーに、全く飽きる気持ちになりません。
結婚しながらも、すれ違っていくそれぞれの想いが今回は描かれていました。
また、専門学校時代の友人のそれぞれの恋愛も……。
長く続くシリーズですが、一つ一つの問題を解決していき、より、夫婦らしくなっていく直と先生のストーリーに、全く飽きる気持ちになりません。
結婚したから、夫婦になったからと言っても、そこからゆっくりと愛を深めていく二人。 愛するということがどれだけのことか、そこにいろいろな感情が含まれ、また一層二人の愛を深めていく。 そんな二人の愛のキセキが今回も素晴らしく描かれていました。
結婚したから、夫婦になったからと言っても、そこからゆっくりと愛を深めていく二人。
愛するということがどれだけのことか、そこにいろいろな感情が含まれ、また一層二人の愛を深めていく。
そんな二人の愛のキセキが今回も素晴らしく描かれていました。
今回は、卒業旅行を兼ねた友情の回だと思います。
専門学校の時の同級生たちと、卒業旅行。だけど、そこにイレギュラーとして先生たちや彼氏たちも一緒にということに。
そこで繰り広げられる、騒動。
今回も、身近に起こりうる悩みや恋愛模様に、ドキドキさせられました。
それぞれの複雑な心情など、とても素敵で、丁寧に描かれていました。
白いジャージの4作目。
ゆっくりと愛を育んでいた先生と直も、結婚し、ついに結婚生活がスタート。
結婚しても相変わらずの二人。
だけど、そこにはいろいろな問題が持ち上がってくる。
先生の仕事場でのこと。
また、直の親友でもあるゆかりの恋模様など、一波乱も二波乱もある展開の数々。
作品の中にある、波乱は別に突拍子もない、現実に誰にでも起こりうる展開で、すごくリアリティーがあることと、そのことに真剣に悩む二人のやりとりなど、読めば読むほど好きになる作品です。
同居を始めたことで、少しずつ近づいていく二人の距離。
だけど、近づいたと思うとその距離は遠くなる。
不器用だからこそ、同じように暗い過去を持っているからこそ、近づきそうで近づかない二人。
そして、前作ではわからなかった尚希の過去や素性が今作では描かれていました。
2を読んでも、まだ謎が残る展開。
だけど、すごく面白くてどんどんと先が読みたくなってきます。
偶然の出会いにより、出会った二人。
暗い過去を持つ捺海は、家に帰ることもせず、男のところを渡り歩いていた。
自分の体と引き換えの居場所。
そんな毎日に、喪失感を持ちながらも仕方ないと考えていた捺海の前に現れた尚希。
尚希は帰る家のない捺海に家を提供する。
そこから、ゆっくりと始まるストーリー。
1となっているだけあり、この作品を読んだところでは、まだ二人の謎も多く、過去に何があったのかもよくわかりません。
だけど、ほんの少しずつゆっくりと変わっていく二人の関係に、読む手が止められませんでした。
それぞれに複雑な過去を持つ二人だからこそ、素直になることもできず、お互いに傷つけあってしまう。
それが、とてももどかしくも切なくなりました。
浮気がばれて、そのことから始まるストーリー。
はじめから、すごく切なくて苦しかったです。
二人が別れるシーンでは、心の中に誰だって残る、リアルな綾香の心情に共感したのとともに、切なくなりました。
浮気はダメ。それでも好きだから、許せる。
私は無理だけど、でも、許せるのにはすごく時間がかかるだろうし、そこにある心の葛藤は複雑で難しいもの。
そこが、すごく丁寧でギュッと心をわしづかみされました。
後半の展開は、とてつもない連続でしたが、だけど、その展開もこの作品には必要なことだということがあとがきまで読んで、感じました。
それぐらい、浮気はダメだということ。
ほんの軽い気持ちでしたものでも、取り返しのつかないことになるのだということを、この作品が教えてくれました。
とても素敵な作品です。
この作品を読み終えた状態では、まだ、謎は解けておらず、それぞれの気持ちというのもわからないというのが正直な感想です。
この作品を読み終えた時に、この先がすごく気になると感じ、とても読みたいと思いました。
最後は、花子の過去に関係している男の子が登場してきて、これから波乱の展開という感じで、これからの展開に息つく暇もありません。
この先、いったい、どうなってしまうのか、気になって仕方がありません。
そして、まだまだ謎や秘密が残るそれがわかるのを次の作品で期待しています。