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津軽弁のヒロインなど魅せられるのですが、如何せん走りすぎかなぁという印象です。
ラストに向けての状況を作るのに説明が表立ってしまい、双方の気持ちの重さが伝わりませんでした。
二人の距離感も伝わらず、離れ離れになったあとの主人公がやけになよなよしているように……
短く纏めるにしても、一つ一つの場面(中でも人物の心情)をもう少し表現してほしかったです。
命を授かること、失うこと。
生きていくこと。
人との関わり。
大切なことを真摯な姿勢で表現した、素晴らしい作品だと思います。
これを書いた、作者の意図も伝わります。
ただエンターテイメントとしてはどうか。
少し、読者を置き去りにしているのではないかと思います。
千奈美に対して啓子が激情するシーン。
ここの説得力のなさや、傍観者とは言わないまでも、終始一歩引いた位置から見ているかのような、主人公の存在感の薄さ。
それに伴う臨場感の欠如。
というように、人物を描くという部分に不足が見られる為、メッセージ性以上に物語を喚起させるには至らず。
そこが少し残念でした。
妹や周りの人間の存在が、愛や悲劇、またミステリアスな展開を上手く作りだし、惹き付けてくれました。 しかしその中心にいるはずの主人公。 (これは私がそう読んだという話ですが)彼女は結局のところ、周りのそういう人達や展開を通して、自分自身を見つめていただけじゃないのか? という気がして、しかしそのアンバランスさ(と言っていいのか)がまた味になっている。 そして最後に見た彼の姿が、余韻を与えてくれること一入です。 贅沢をいうと、これも感性の問題かもしれませが、中盤から終盤にかけて。 「妹の存在」これをもう少し介入させてほしかったかなと。 序盤と比べて、物語の厚みにどうも隔たりがあるような気がするのです。 あとどうしても残念なのが、誤字の多さです。 見つけてしまう度に気が抜けてしまいますので。
妹や周りの人間の存在が、愛や悲劇、またミステリアスな展開を上手く作りだし、惹き付けてくれました。
しかしその中心にいるはずの主人公。
(これは私がそう読んだという話ですが)彼女は結局のところ、周りのそういう人達や展開を通して、自分自身を見つめていただけじゃないのか? という気がして、しかしそのアンバランスさ(と言っていいのか)がまた味になっている。
そして最後に見た彼の姿が、余韻を与えてくれること一入です。
贅沢をいうと、これも感性の問題かもしれませが、中盤から終盤にかけて。
「妹の存在」これをもう少し介入させてほしかったかなと。
序盤と比べて、物語の厚みにどうも隔たりがあるような気がするのです。
あとどうしても残念なのが、誤字の多さです。
見つけてしまう度に気が抜けてしまいますので。
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