いらいずさんの作品一覧

家族会議は、だいたい甘い

総文字数/7,200

ノンフィクション・実話12ページ

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ほのぼの、家族 春、年中さんになった5歳のここは、新しい名札を胸に「おねえさん」への一歩を踏み出す。公園や雨の日のデパートでの小さな冒険、盆踊りの提灯の下でのときめき。ゴールデンウィークの沖縄では海の波に驚き、夏のグアムでは“初めて”の景色に目を輝かせる。河川敷の大花火は、じいじ・ばあばや親戚と見上げる“家族の夜”として胸に刻まれた。 秋、運動会のかけっこで転んだここは、悔し涙をこらえて立ち上がり、最後まで走り切る。「逃げなかった」という言葉が、家族の心を強く結ぶ。冬はしんいちの誕生日とクリスマス、そして一月にはここ&いすみの誕生日が続き、笑いと温もりが家の中を満たしていく。 ひな祭りを迎える三月、ここは「年長さんになれるかな」と不安をこぼす。けれど一年を通して増えていった“できた”と、泣いても進んだ日々が背中を押す。時には喧嘩もしながら、ちゃんと仲直りして季節を越えてきた三人の家族。ここが抱えた一年分の成長は、次の春へ向かう確かな光になっていく。
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