―もっと、刺激的な恋を。―

産まれた時からイケメン過ぎて看護師が群がり 入園した保育園ではイケメン過ぎて保育士どころか保護者まで群がり 小学生からスカウト三昧 中学生でイケメンコンテスト賞総なめ 高校生【現在】 バリバリの芸能事務所に 映画の主演が決まってるとかなんとか 「え？オレの彼女になるって名誉な事でしょ？」 「そんな暇ないわ。」 私そんな暇無いの。 だって私が大黒柱。 そんな遊びに付き合う暇があるなら 私はお金を稼ぎたいの！ 自信家×根性 恋の行方はどうなるのか？

海辺から見える積乱雲 波の音が当たり前のこの場所で いつも私を 見守ってくれていたんだね 干支以上に離れた年齢 タバコを吸う仕草 鳴らないスマホに ようやくなった着信 「だってこれ以上したらお前俺のこと好きになるだろ。」 「もう好きなの知ってるくせに。」 好きになってごめんね 私はいとこに恋をした

薔薇のように綺麗に笑う瞬間も あの雨雲ように 今は耐えるのを待つ涙の雫も どんな時もいつも僕が傍にいて君の隣にいるよ。 寒くて凍えそうな時も 野に咲く花の匂いに包まれる時も 目が見えない君の為に僕が君の目の代わりになるよ。だけど内緒だよ？ その時間が何よりも愛しい。 夜に君と抱き合いながら、見えないあの星空は、僕らの心の中で輝いてるだろう。 僕が命尽きるその時まで、 君の傍にいると誓う。

「この魔法のような力は先祖代々伝わる神様からの贈り物だよ。」 物心ついた時から胸の真ん中に光りながら浮かんでみえる特殊な文字。 一生を添い遂げるパートナーは同じ文字が浮かんで見える。世間一般的には運命の赤い糸と言えば納得されるもの。 「女だから殴られないと思ってる？そちらの常識、こちらは非常識。」 悠紀【ゆき】17歳 大人ですらも手に負えない最低最悪不良グループ、Ｙ月のリーダー 「悠紀くんの相手…私でごめんね。悠紀くんの前にもう二度と現れないから。」 心春【こはる】17歳 特殊能力を持つ地味女子高生兼占い師 神様は… 何故私と彼を繋ぎ合わせたのですか？ こんな想いをするのなら こんな意味の無い能力、欲しくなかった。 「そうやって偽善ぶって腹ン中で俺らのこと哀れむんでしょ？マジで嫌い、同情されんの。本当に消えて。」 既定の運命の文字は私でごめんね