事務所から出て階段を降りると一斉に頭を下げ挨拶をして来る奴等。
「お疲れ様です!」
暴走族じゃないのだから、と毎度毎度思いながらも改装の礼を一つ。
「オマエ等ありがとな」
「とんでもないっす!」
照れながら頭を掻くタクヤをよそに斗真へ目配せをすると、一瞬で顔付きが変わった。
あぁ、なるほどな。
ブォンブォンと遅れながらも入って来た連中に倉庫は爆音に包まれた。
一台のバイクが真っ直ぐ俺達の元へと向かって来れば
「永輝お疲れ~!お、倉庫綺麗になってるじゃん」
「なんだ、オマエも来たのか。通りでうるさいわけだ」
「マフラー変えたのよ!だから御披露目しに来ちゃった」
「良いマフラーだな」
「でしょう?あ、斗真ー!!ちょっと見なさいよ!アタシのバイク!」
呼ばれる前に逃げた斗真を追い掛けて見せに行くらしいリョウ。
大股で走るな、転んでパンツ見えたら病むだろ。
見てるコッチがハラハラして病みそうだ。
