「亮佑君。…ほんとに今は大丈夫だよ…?
それよりお腹減ったな。
どっか連れてってよ。」


姫織ちゃんはニコッっと笑った。


…。


「あぁそうだな。今日は昼飯おごってやるよ。何たべたい?」


「うーん…。特にないな」

「ないんかい!!
うーん…。
あっ!!じゃあこの近くにあるファミレスいくか?」


「さんせーい!!」


姫織ちゃんは凄い笑顔で言った。


改めて思うけど姫織ちゃんの笑う顔は周りを笑顔にするんだな。


「んじゃ行くか。」


俺達は病室を出た。