椅子に座った北沢くんは、チラっと時計を確認すると「一緒に片付けるわ」そう言って鍋や使ったお皿を片付け始めた。 「わわわ、わたしするから座ってて」 「1人で片付けるより2人でした方が早いだろ」 ごもっともです。 「俺がお皿運ぶからメイが皿洗いしろよ」 いつもお母さんの手伝いするのかな? 「うん」 何となく嬉しかった。 それは北沢くんが、とっても優しくて気が利く人だったから。 前から気が利くのは知ってるけど、もっと怖くてイジワルな人だと思ってたし。 ちょっとギャップ萌えだよ...。