「薫、帰ろう。また遊びに来ればいいじゃない」 おばさんは微笑んで、 小さな薫の手を握りしめた。 「………うん」 薫は顔を上げてルルを見た。 「お兄ちゃん…また来てもいい?」 「ん、いいよ」 ルル………。 薫は嬉しそうに微笑んで、 おばさんと帰って行った。