キミが、好きです ~茜色の空の下~








「う、うん……」


太陽に汗がキラキラ反射してる。


やっぱり、なんでも一生懸命なんだね。







あたしは、持っていたタオルを

南くんに渡した。






「……応援、サンキューな」



耳元で、小声言うと。


南くんはクシャッと笑って、


競技に戻った……。






き、聞こえてたんだ……………。






ただでさえ暑いのに、




南くんにも熱くさせられたら、





あたし……溶けちゃいそうだよ……。