―――――――――― ――――― 『あたし、叶多に忘れられない人がいるのは一番理解してるよ。 でもさ、ずっとそんなんだったら……。 結婚できないよ? だからね、側にいてくれるだけでいいから。 愛さなくていいから。 あたしと………』 『何ソレ、プロポーズ?』 『えへへっ……。 そーだよ。 でも、ダメだよね? ごめん………気にしないで』 『……結婚、しようか。 ぜってぇ幸せにするよ。 愛せるようにする。 いや……必ず愛すよ。 これからも、側にいる』 ――――― ――――――――――