キミが、好きです ~茜色の空の下~







「…ふはっ…、一ノ瀬力持ちだなー!」



この笑い声は………。




「南くん。
あたしが力持ちなんじゃなくて、
ココが軽すぎなのよ。
だって、ココの体重……」




「ちょっ、美咲!!」



あたしの体重を、

普通にバラそうとする美咲の口を


あたしは塞いだ。






「おー、楽しそうだなー」


そんなとき、南くんの後ろから現れた人。




ん……?

この、チャラそうな先輩………。




チラッと美咲を見る。


美咲は、真っ赤な顔をしていた。