キミが、好きです ~茜色の空の下~











そうだよ。




あたし、何やってんだろ――――。





今、生きてないじゃん。









いつまでもクヨクヨして。







そんなんじゃ、



人を助けられないのにね…――――。






「ママ、ありがとう。

あたし……ちゃんと生きるよ。
前に、進む。

それで、人を助けるよ」




あたしがそう言うと、ママは微笑んだ。






ママには、いつも心配かけてたんだね。




七年も………あたし、何やってたんだろ。



バカみたいだよ。