離され、軽くなった手。 「蝶愛ちゃん・・・・」 聞こえた金髪野郎の声を無視して 私は立ち上がり校内へ入り階段を下りた。 そして人気のない、ロッカーの横で小さくなって泣いた。 恐くて恐くて震えていた。 何度深呼吸しても足がガクガク震えた。 こんな事でビビってんじゃねえよ・・・