それから雷の所に行き、肩をそっと叩いてこの部屋から去った。 一歩一歩、ゆっくりと歩く。 廊下には誰もおらず、隣の部屋にも誰もいない。 俺の歩く足音だけが響く空間。 そして地上へと続く階段へと差し掛かる。 ……あぁ。 何か、泣きそう。 ……いい大人が理性ぶち壊して、高校生を襲おうとするとか。 笑える。 でも、莉々香だから。 そう考えると、泣ける。 ……やべぇ。 マジで涙でできそう。 本当この年で泣くとか…。 「ダサいな……。」 そんなことを呟きながら、俺は階段を登り切った。