あたしは二人が目を覚まさないようにゆっくりと起き上がった。


ふと弘樹の方を見ると


弘樹はしっかりと布団を着ていなくて


少し丸まって寝ている


「風邪引いちゃうよ」

あたしはそっと布団を掛けてから部屋を出た。