僕の名前は、さかもと りょうま



その頃、涼麻は……


「……うっ」
頭がガンガンする…歩道橋から
落ちたからかな…


暗い森の中にいた──



「…ん……此処は……コンクリートの
上じゃない…」


少し露で濡れた草の上にいた


見渡しても、周りは木々ばかり……



「とりあえず、開けた場所に行こう…
ここがどこだか確かめないと」


僕の倒れていた場所の側に竹刀の入った袋と
鞄が落ちていた。


その二つを待って日が射す方を
目印に歩き出した



随分と歩いたが、やっと街が見えてきた…。



「えっ……」
そこで涼麻が見たのは、
木で出来た木造平屋と着物を
着た人々だった……。