プリンセス×プリンス





「それほど芸能人の熱愛は危険なのよ。
しかも2人はモデル界のトップ2人。
この間の怪我では済まないわよ?」




 ・・・軽く思っていたな。



 この世界の怖さを。



 お姉ちゃんの事件で知っていたつもりなのに。




「花林、あすく」



 マネージャーが口を開いた。



「暫く会うのは禁止よ。電話も控えて」



 そんなっ・・・!



「仕方のないことよ。わかってちょうだい」




「・・・花鈴。俺も花鈴のことは心配だから。
俺のせいで・・・ごめんな」




「ええ。あなたのせいよ。朝太」




 朝美さんでも、マネージャーでもない冷たい声が



 楽屋内に響いた。