プリンセス×プリンス





「ごめん・・・花鈴」




 朝太が私に気づいて近づいてきた。



「・・・ごめんなさい。鈴子さん、花鈴ちゃん。
あすくの軽い行動のせいで」



「まだ無傷だから、大丈夫よ。
一応、ボディーガードを花林にはつけるわ。ただ・・・」



「過激なファンだけで済みますかね?」



「・・・どういうことだ?朝美」



 深刻な表情を浮かべた朝美さんは、その重い口を開いた。




「もしかしたら、2人の熱愛報道が出るかもしれないのよ。
そうしたらファンだけではなく、スキャンダルの的にもなるわ」



 スキャンダルの的・・・!?



 私が最も芸能界で恐れていたこと・・・。



「もし報道が出たら、事務所としては暫くの仕事停止になるかもしれないわね」




 仕事停止!?



 そんな・・・困るよ。