「あっ、蓮ー、今日何がいい?
ご飯」
「俺が作る!」
「えっ?・・・ぇえ!?」
凛花はすげぇびっくりした顔をする。
目も思い切り見開いていて、その
状態で俺を黙ってみる。
口をポカーンと開けながら・・・
「なんだよー、ダメなのか?」
「い、いやぁー。できるのかなぁ?
って・・・」
俺はあまり料理をしたことはない。
っというか、なかった。
でも、親がいなかった時は自分ですべて
やっていた。
ご飯も洗濯も・・・
全て自分で・・・だから料理は
できなくはない。
俺が最近得意な料理は、オムライス
だ。
「オムライス作るから待ってて?」
「えっ?じゃぁ、あたしも・・・」
「いいって。な?」
「うん・・・」
凛花の頭をクシャクシャと撫でた。
俺は立ち上がり、凛花と一緒に
下へ降りた。
俺は炊き終わっていたご飯を
釜から取り出す。
その様子を見つめる凛花。
「どうした?凛花」
「蓮の気持ち、わかるなぁー
って・・・」
どういう意味?
俺にはわかんねぇー。
「構ってくれないから、寂しい、って
ことだよー・・・///」
あ、顔赤くなったー。
もー、本当やばい。
いつも、顔赤くなった凛花を見るだけで
可愛いとか思う俺。
かなり重症かもなっ!?
「だろー?わかるだろー?
だからいつも、後ろから抱きしめ
てんのー」
「そっかー・・・」
そういうと、凛花が俺の近くによって、
そっと腰に手を回された。
「り、凛花?・・・」
「蓮って男の子だねー、やっぱり」
何言ってんだ?こいつ・・・
「背中が大きい」
あーぁ、そういうことか・・・
さすがに凛花見たいな細くて
小さい背中だと恥ずかしいわ。
「そりゃ、そーだ」



