俺のこと、好きっていいなよ。




あたしはそう返事をしながら、窓をきちっと閉めた。


キッチンへ行くと、夏希がじっとオーブンを見つめている。



「……夏希?」

「この茶色い物体、なんだ?」

「えっ、知らないの!?ブラウニーだよ!」



女の子たちからの差し入れに絶対あるはずだよ!

名前は知らなくても、見たことはあるでしょ!たぶん。



「ふーん……ブラウニーって言うんだ、あれ」

「やっぱり!女の子からもらったこと、あるでしょ?」



ボウルにバシャーっと水を入れながら、夏希に尋ねる。