俺のこと、好きっていいなよ。




体育館のステージ脇。

バスケットゴール下に集まる生徒会役員の中で、ひときわ背が高いその人。


間違いなく、森谷先輩だ……!



「陽菜~!あんなに走っちゃって!森谷先輩のため?」



ニヤニヤと笑いながら隣にやってきたしいちゃん。

しいちゃんの隣には、あやくんもいる。



「2日ぶりの森谷先輩だよ!しいちゃん!カッコいい~!!」



いっとき森谷先輩に見惚れたあと我に返って、しいちゃんの細い肩を揺さ振る。


ブラウニーを渡すことはできないけど……森谷先輩を見れただけで幸せだ!