4人そろって歩きだしたとたん、夏希がそう言った。 夏希のバカ!余計なこと言わなくていいのに! キッとにらんだけど、意地悪そうな笑みを返される。 む、ムカつく~! 「もう!うるさいなあ!……しいちゃん!先に行こっ」 しいちゃんの腕を引いて、あたしたちは夏希たちの前を歩く。 つい早歩きになるあたしに、しいちゃんはついてきてくれる。 「夏希くんってさ、陽菜のことが大好きだよね~」 しだいに、学校に近づいてきて、歩くスピードもゆっくりになる。 すると、しいちゃんがのんびりと口を開いた。