俺のこと、好きっていいなよ。




もう一度、時計を見上げる。



「は、8時!!?」



やっぱり8時だ!

あたしは、パジャマを脱ぎながら思考をめぐらせる。


学校は8時半から始まる。

ウチから学校までは、歩いて10分かかる。


よし、間に合う!!



「遅刻だけはイヤーっ!!」



制服に着替えて、ねぐせがついた髪にくしをサッと通して、カバンをひったくるように取る。

忘れずに、マフラーも持った。


1階に降りると、優雅にコーヒーを飲んでいるお母さん。

テレビに出ているイケメン俳優にくぎ付けだ。