見上げると、そこには爽やかな笑みを浮かべる男の子がいた。 きれい。 第一印象はそう感じた。 「ほんとごめん!けっこう強くぶつかっちゃったよね……?ケガとかしてない?」 「は、はい。大丈夫、です……」 ほんと、たいしたことない。 それに、学校近くの混み合うところで駆け出そうとしたあたしだって悪い。 「よかったー!それじゃあ、行くね」 その男の子は軽く頭を下げると、学校へと走っていった。 な、なんだったんだ……!?