まだ夏希と女の子たちの会話が続いているみたい。 そろそろ学校が近い。 周りにもうちの学校の生徒が増えてきた。 こんなに人がいたら、夏希たちの会話が聞こえないかもしれない。 そう思ったあたしは、瞬間的に足を踏みだした。 ……そのとき。 ーードンッ! 「ひゃっ!?」 真横から飛びだしてきた誰かと、思いきりぶつかる。 い、痛……! 肩と頭を同時にぶつけたよ! ちょっとふらついたものの、尻もちをつくことなく、体勢を直して顔を上げる。 「ごめん!大丈夫だった!?」