俺のこと、好きっていいなよ。




「……は?」



かわいそう?

……あたしが!?


文句を言おうとしたとき、夏希がスクッと立ち上がった。



「そういうことだから!行きたいところ、決めとけよ!」

「ちょ、待っ……」



あたしの呼びかけを無視し、ベランダへ向かう夏希。


え、まさか……明日出かけること決定したの!?



「……どこでもいいからな。陽菜の行きたいところなら」



戸を開けたまま、夏希がクルッと振り向いてそう言った。


そんな優しい顔で言われたらさ。



「わかった……」



行かない、とは言えないじゃん。


……クリスマスは夏希とふたりでお出かけです。