あれから数ヵ月たった。




私の体は、一行に悪くなり、ついには薬で髪の毛も抜けてしまった。




治るのかな、良くなるのかな。



そんな不安ばかりが私の心を襲う。





"私、いつまで生きていられるの…?"





お母さんにそう聞くたび、切なそうな顔をして、"大丈夫だから"と言うんだ。




もう分かっている。




私に、死が近づいていることなんて。




嫌でも気づいてしまうよ、あんな顔されたら、きっと誰だって。





ガラ………





そんなとき、ちょうど先生が入ってきた。





先生は深刻そんな顔で、「失礼します」と言った。





ああ、また嫌な話をされるんだろう。