ある日、事件は起こった。



家に帰り、お風呂に入る。



ここまでは普通だったんだけど…




「…………ゲホッ」




く、苦しい…苦しい。



風邪?ってわけでもない。




「ハァ…ハァ…ゲホッ……」



咳が止まらない。



なんなの…?



そんなことを考える余裕もないくらい、あたしの体は弱っていた。



あ………もうダメだ。




そこであたしの意識は途切れた。