「もか!時間そろそろじゃない?」




お姉ちゃんが部屋に入ってきた。




えっ?




時間を見ると、もうすでに30分前。



ええっ!?あたし何時間、ぼーっとしてたの!?



自分の馬鹿さに呆れる…




「う、うんっ!行かなきゃっ」



「なになに、デートー?」




そう言って、お姉ちゃんは一瞬ニヤリとした。



な、何か勘違いしてるよね!?



「もかの彼氏早く見たいわ~っ!家に今度連れてきてよー!」



嬉しそうにお姉ちゃんはそう言う。



「だ、だからっ!そういうのじゃないからぁ!!」



「えー、つまんないの~~」



つ、つまらないって…




…………って、時間やばーい!!




「い、行ってくるー!!」



あたしは駆け足で外へ出て、公園へと走り出した。