あたしは、まだ分からないこのモヤモヤした気持ちに悩んでいた。



何なの?この気持ちは。




たくとがこんなに気になるなんて。




「さて、あたしも帰りますかっ」



誰もいない教室に、あたしの声は充分響きわたった。



そういえば、まなと君に告白されたのも、終業式後の教室だったなー・・・




あたしにとって、思いでの場所。



まあ、中学の教室だけどね…




あたしは、そんな思い出を振り返りながら、家に帰った。