【完】斜め前と、ちっぽけな涙。

【たくと side】

俺は、なにをしてんだろう。




フラれた、もかを見て何故か放っておけなかったんだ。




気づいたら、アイツの腕を握って走ってたんだ。




アイツは、確かに泣いてた。




矢崎なんかより、俺の方が幸せにできるし…なんて思う自分がいた。




矢崎はイケメンだし、運動もできて、頭も多分良くて、悪口を言うにも言えない。




完璧すぎて………




そんな矢崎が、もかのことを好きだと知ったのは、小6の頃。




俺と矢崎は結構仲が良くて、よく遊んでたんだ。




そして、ある日矢崎はこう言ったんだ。



「俺、実はさ1組のもかが好きじゃんね…、しかも2年生の頃くらいから。でも接点ないしさ…どうしたらいいかね」




照れながら俺に教えてくれた矢崎。



その時俺は、親友の恋だから、応援してやろう、と思ってた。



俺と、もかは元々仲が良かったこともあり、好きな人を聞き出そうと頑張った。



そして、中2のころ、何げに聞いたら、意外にもあっさり教えてくれたんだ。



しかも、二人は両想い。