【完】斜め前と、ちっぽけな涙。

「ごめん…変なとこ見せちゃったね」




あたしがそう言って、へへっと言うと、





「無理すんなバーカ」




と言ってあたしの頭をぐしゃぐしゃっ撫でた。




「ううっ……フラれちゃったよ…」




あたしはうつむいたまま、小声で言った。こんな弱ってる自分、見せたくないから。




「うじうじすんな、バカはバカらしくバカやれ!」




バ、バカって3回言ったよね?!




「んもーっ!……たくと、ありがとね」




別に……と言いながらそっぽを向いたたくと。



あたし、たくとのおかげでちょっと元気でたよ?


いつも、支えてくれてありがとう。




「よーしっ、今日は失恋ソング歌いまくるぞー!!たくとも、一緒にカラオケ行こう!」




「っ…しゃーねぇな。今日だけ付き合ってやるよ。」



そして、由美ちゃんも呼んで、カラオケへ行き、あたしは失恋ソングを歌ったりして、まなと君を忘れようとしたあたしだった。




由美ちゃんも、あまり深くは聞かずに、いてくれて。




気を使わせちゃったかな?





「ふたりとも、大好きーっ!!」



「わ、何言い出すかと思ったら…」



と、由美ちゃんが引いた顔で。



「バ、バカじゃ…ねーのっ!」



と、たくとが。