俺にできることは、ないのだろうか…




俺も大切な人を失ってしまったことに変わりはない。





きっと、もかは笑顔でいてくれる。





そして、周りを笑顔にしてくれる。





アイツなら、きっと………





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帰り道………




俺は空を見上げ、もかのことを考えていた。





きっとこの広い空から、心の広いアイツは、見守ってくれている。





夕焼けが、微笑んでいるように見えるから。






もか、守ってやれなくて、ごめん。





そして、






生きてくれて、ありがとう。






そんなことを考えながら、





夕焼けを見つめながら帰った。