「そっか・・・」
「無事にこうやって皆帰ってこれたんだ。
そう暗い顔はするな」
先生が黎兎の頭の上に手をおく。
「つか、てめぇは天音の心配もしろよ。
すっげぇ頑張ってたんだから」
「私なんて全然だよっ。」
「天音、無事で良かったよ。
ホント良かった。
またこうやって話せて嬉しい。
おかえり」
天音の目に涙が溜まっていくのが分かった。
「黎兎ー!!」
「うわ!?」
涙目のまま黎兎に飛び着いた。
「怖かったよ・・・。
どれだけ魔法を使っても全然回復しなくて、
このまま死んじゃうんじゃないかって、ずっと思ってて・・・。
私のせいで死んじゃったらどうしようって思って。
ずっと震えが止まらなかった・・・」
天音も怖かったんだ。
泣きながら黎兎に抱き着いてる天音を見ていたら私まで泣きそうになった。


