side雷 俺は静かに目を開けた。 炎虎と風雅の顔があった。 「あ、起きた!」 「え、ほんと?」 天音の顔も見えた。 「体痛くない?大丈夫?」 「あぁ、痛くない」 俺は起き上がった。 「どうなったんだ?」 「黎奈と涯と瑠雲が終わらせてくれたみたいだ」 「そうか・・・。 その3人は?」 「それが・・・」 炎虎の顔が曇った。 「どうしたんだ?」