Side涯






炎虎の魔法がズローにあたった。






身体的にも、かなり限界だった。







ふと周りを見ると炎の海になっていた。





瑠雲が魔法を発動するのを見て、







俺は残り少ない魔力で水のシールドを張った。






これで幾分かは魔法があたらないだろう。







瑠雲の元に行こうと瑠雲が居る方を見ると気を失っているのが見えた。





瑠雲・・・。





傍に駆け寄ろうとしたが体に力が入らない。







俺は地面に吸い込まれるように倒れた。






くっそ・・・・。





体、動けよ・・・。





俺はそのまま意識を手放した。