でも、今は泣いてる場合じゃない。 雷に体を起こしてもらって気付いた。 雷も体が震えていた。 みんな怖いんだ。 なのに助けてくれた。 私だけじゃないんだ。 「瑠雲みたいにはさせない」 風雅も怖いはずなのに前に立ってくれた。 怖がってる場合じゃない。 瑠雲は炎虎が隙を見計らって天音の元に運んでいた。 怖くない、怖くない。 そうやって自分に言い聞かせた。