「え?」 「なぜだ」 「黎奈を死なせたくないから」 その声は真剣そのものだった。 「黎兎、昨日なにか見たのか?」 瑠雲が優しく問いかけても一切無視。 雷の返事を待っているように見える。 「無理だ」 「なんでだよ?」 このままだと黎兎が雷に突っかかりそうだったから 「黎兎?昨日のあの時なにがあったの?」 私が代わりに聞いた。