「どうした?」 その様子に気付いたのか黎兎が傍に来る。 「いや、あそこにあると思う」 私がそう言い、指をさした場所は 本棚。 「あんな簡単なところに置いとくわけねぇだろ」 「あそこな気がするの」 私の言葉を疑いつつも黎兎が本棚を探すと、 「あ、あった・・・」 そこに本当にあった。