「するに決まってるでしょ!! 俺たちの名字を忘れたの?」


「あ……そっか!」


3兄弟とあたしの名字は《七夕》なんだ。


「今日は鬼龍のメンバーが集まって祭りをする日って、決まりなんだ」


「そうなんですか。それであたしを待ってたんですね」


「そう言う事。理解したなら行くよ!?」


そう言い、陸真さんはズカズカと教室へ入って来てあたしの手を掴んだ。


「そういう事らしいから、またね万結!」


「うん。お祭り楽しんできてね」


あたしは万結に手を振り、教室を出たのだった。